SAPIX5年生 国語 サマーサピックスN52-09

テーマ　物語文　村山由佳「約束」より ワタルたちは入院している康明のお見舞いに行った。 康明は原因不明で治療法のない難病を患っている。 「ヤンチャ」というあだ名からは想像もできないほど やせ細った姿にワタルたちは驚く。 気まずい雰囲気に耐え切れず、ワタルは「明日、また来るよ」と 早々に病室を後にした。 それから季節が変わったある日、ワタルが家族とテレビを見ていたところ ゲストの大学教授がヤンチャの症状と同じ病気について語っていて… という物語。

病気を治すのに何の役にも立たない自分の無力感、 大学教授の無責任な私見に対する怒り、 ヤンチャがもうすく死んでしまうかもしれないということを 受け入れられない、等々 ワタルはやり場のない激情に自分を持て余す。

というのが大まかな内容なのだが 「なんだかよくわからない」という長男。 場面ごとに区切って丁寧に説明したところ ヘラヘラ笑いながら聞いている。

…どこが、面白いんだ？ 仲の良い友達が不条理な死を迎えつつあるという 息苦しくなるほど重い物語なのに。

日本語を理解していないのか、サイコパスなのか。

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