2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

特別支援学級入り

神経質で気難しい、 すぐに癇癪を起して泣きわめく、 人の気持ちが理解できず 言語による意思疎通が困難。

長男には4歳で渡米する前からそんな兆候がありました。 言葉の発達が遅かったため 日本語さえほとんど話せない状態で始まったアメリカ生活。 現地校で100%英語漬けの生活を送るうちに 半年も経たないうちにネイティブ並みに話すようになりました。

家族の間では日本語を使うようにしていましたが いつまでも日本語は片言のままで上達しませんでした。

もともとの性格に言語の壁が加わったことで 長男と家族、周囲の人たちとの間には 一層深い溝ができていました。

なんとかこの状況を改善しなければ。 帰国後に行政の相談窓口を利用しようとしたのですが それには夫が猛反対しました。 「俺が子供の頃は~云々」「これぐらい個性の範囲内でしょ?」等々 全く参考にならないどころか 余計に話をややこしくする昔語りを繰り返すばかり。

プライドの高い夫としては自分の息子が 発達障害を疑われているというだけでも 面白くないのでしょう。 また、支援学級に対する誤解や偏見が強く いくら説明しても受け入れようとしません。

長男が「学校に行きたくない」と言い出すほど 日常的にいじめに遭っているのだから 解決につながりそうなことなら どんなことでも試したい。

結局、私が強引に手続きを進めて 支援学級の体験をすることになりました。