2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

3年生夏休み、一学期の復習

殺人的な暑さとなった2018年の夏。 一学期中に公園で遊んでいた近所の子供たちも 夏休みが始まるとほとんど姿を見かけなくなりました。

習い事や帰省などの予定が詰まっているのか、 はたまた熱中症を恐れて外遊びを自粛しているのか。 遊び相手がいない息子たちは 家でヒマを持て余していました。

今まで先送りにしてきたテストの復習をする 絶好の機会です。 本来ならテスト直後に確認して 間違えた問題の解きなおしをするべきなのでしょうが とにかく処理速度の遅い長男は 毎週のテキストの復習さえいつもギリギリだったので なかなかテスト問題の見直しまではできていませんでした。

改めて見直してみると… 話にならないくらい、字が汚い。 本人はきちんと書いたつもりなのでしょうが 採点者としては容認できないレベルだったのでしょう。 漢字の読み書きの不正解が目立ちました。 貴重な得点源なのに、もったいない限りです。

長文読解は、もう惨憺たるものです。 そもそも試験時間中に問題文を読むだけでも精一杯なのでしょう。 記述問題の解答欄は全くの空白ですし 記号選択問題ですら空欄がいくつもありました。

算数も、問題用紙の狭い空白部分に ごちゃごちゃと計算していたため 自分の書いた文字が読めなかったり 途中で桁がずれてしまって計算間違い、といった 初歩的すぎる誤答ばかりでした。

難易度の高い後半の問題は 時間切れのため出来なかった、というので 好きなだけ時間をかけさせて 少しだけヒントを出したところ ほぼ正解することができました。

こういった状況から、今後の課題が見えてきました。

まず何よりも悪筆の矯正です。 採点者がきちんと判読できる字を書くことで 漢字の読み書き問題の失点を減らすことができます。

次に処理速度の向上です。 単純な計算問題を速く正確に解けるようになれば 難易度の高い問題に充分時間をかけられるようになります。

もっとも、こういった基礎固めの学習は 地道で退屈な反復作業になってしまいがちなのが難点です。 長男が一瞬で飽きて宇宙と交信しているところに 次男がちょっかいを出してきて いつの間にか勉強を放り出して一緒に遊び始めてしまいます。

そんな二人を時には叱りつけ、 時にはエサで釣って机に向かわせ、 夏期講習が始まるまでの日々を過ごしました。