2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 国語 サマーサピックスN52-05

テーマ 物語文 砂田弘「原野のうた」より 主人公の剛は北海道の開拓村で酪農を営む4人家族の次男。 兄は高校の野球部で甲子園を目指している。 例年1回戦負けの弱小チームには到底無理だと知りつつ、 練習にかまけて家業を手伝わない兄のことを剛は不満に思っている。 ところが兄には野球を通じて開拓村に活気を取り戻したいという想いがあり… という物語。

長男の話によると、夏期講習の授業中に先生からの問いかけで 「あなたが剛の立場だったら、試合終了後の兄に何と声を掛けますか?」 と聞かれたという。

長男がそれに対して何と答えたのかと尋ねると 「お兄ちゃんいないから、弟の気持ちなんてわからない」

小学2年生の秋からSAPIXに通い始めて3年近く経つが、 未だにこんな発言が出てくるとは。 物語文に登場する主人公の年齢や家族構成、時代背景、等が 自分には馴染みのない世界のものだからといって その時点で思考を放棄していたら何もできない。

想像力や共感力という概念すら持ち合わせていないのだろうか。 何からどう教えればいいのか、絶望的な気持ちに押しつぶされそうになる。

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