2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 国語52-15

緊急事態宣言解除に伴い、SAPIXの対面授業が再開した。 当面は1コースの人数を半分に分け、 授業時間も通常の半分となる1時間30分×週3回となる。 引き続き動画配信はされているので 視聴しながらの家庭学習で補完する。

国語Aテーマ コトノハ「考えることをやめない」 読解メソッド 井上靖「帽子」より 読解演習 川上途行「僕とあいつのトライアル」より

人々には様々な立場や事情があり、主義主張も異なる。 自分と違う意見を持つ人とどう関わっていくかを模索し、 相手の言動の背景に何があるか察したり想像することの意義を説く。 そういった感性が皆無に近い長男には、さっぱり理解できない内容だった。

【今日の1問】コトノハ練習問題 問八「いかがなものか」という表現を使って短文を作りなさい。 (正解例)陰口をたたくのは、人としていかがなものか。

そもそも長男は「いかがなものか」という表現自体の意味が全く理解できていなかった。 辞書で「いかが」を調べて「『どのような』のていねいな言い方」という意味がある、 というところで思考停止して、全くの白紙解答で投げ出した。 「いかがなものか」とは「相手の言動に対して婉曲的に疑問を呈する」、 更に一歩踏み込んで「納得できない、良くないと思う」という意味だということを説明する。

全く知らない言い回しでも前後の文脈からある程度(最低限、肯定的か否定的かだけでも) 推測できるようになってほしいのだが、それすら無理だ。

国語Bテーマ 論説文 伊藤光晴「君たちの生きる社会」より ベンジャミン・フランクリンとノーベルを例に、 特許制度の本来の目的やあり方について論じる。

物事の多面的な見方について考察する。 「普通は」「常識では」という考え方に縛られ過ぎるのも問題だが うちの小学生男子は乏しい知識や経験をもとに斜め上な主張をすることが多すぎる。 多様性を否定するつもりは全くないが、 それ以前に中庸の感覚というものを身に着けてほしいものである。

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