2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 国語52-20

国語Aテーマ コトノハ「ひと夏の夢」 読解メソッド 説明文 宮脇昭「森よ生き返れ」より 読解演習   説明文 只木良也「森林はなぜ必要か」より

後期最初の国語A授業、いつまでも貧弱すぎる語彙力に頭を抱える。

【今日の一問】コトノハ問八 秘密基地に居るとけんたろうとの楽しい思い出が(  )のように浮かんでくる。

(  )にあてはまる言葉としてふさわしいものを選びなさい ア 飛行船 イ 走馬灯 ウ 入道雲 エ しゃぼん玉

(正解) イ (長男) ウ 「走馬灯」がどのようなものかわかっていない。 タブレットで検索した動画を見せても、今一つ理解できない。 彼の性格からして納得できない物事は一瞬で忘却の彼方に消え失せるに違いない。 徒労感で心が折れそうになる。

国語B 物語文 阿部夏丸「たにし」より 小学6年生のたにし(本名たにしんじ)はおとなしくしゃべらないというだけなのに 問題児扱いされていた。 けんじは幼馴染で家が近いというだけで先生からたにしの面倒を見る役を頼まれていたが たにしはけんじにも一言もしゃべらないのでけんじにとっても厄介なやつだった。

ある朝けんじが登校すると、学校で飼育している鶏のうち年老いた三羽がいなくなっていた。 そのため前日の放課後ニワトリ当番だったけんじとたにしが真っ先に疑われた。 クラスの生徒たちはけんじを取り囲み責め立てたのでけんじはたにしに責任を押し付ける。 しゃべらないたにしを犯人にしてしまえば、真実であろうとなかろうと皆にとって好都合だ。 残酷にはやし立てる声に耐えかねて、たにしは教室を飛び出し鶏を探しに行くが…

という物語。

いかにも小学校にありそうな弱い者いじめ。 小学2年生の時にアメリカから帰国してほとんど日本語が話せなかった長男は 物語中のたにしと同じように問題児扱いされていじめられていた。 長男曰く「たにしの気持ちはわかるが、罪をなすりつけて見殺しにしたけんじや 面白がってたにしをいじめて騒ぎ立てるクラスの子たちの気持ちは理解できない」

想像力の欠如、だけなのだろうか。

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