2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 春期講習 国語H52-02

テーマ 説明文 今森光彦「チョウとアリーふしぎな約束」より

一般的なシジミチョウは幼虫のエサとなる植物のそばに産卵するが クロシジミはアリマキとクロオオアリのそばに産卵する。 それはアリマキの出す蜜とアリマキを幼虫に食べさせるためであるのと クロオオアリの巣に運んで育ててもらうためである。 クロオオアリは本来獰猛な昆虫だが、クロシジミの幼虫が出す蜜が好物なので殺さない。 こういった習性から、筆者はクロシジミは他のチョウよりも懸命に生きていると考えている。

クロシジミの幼虫はクロオオアリの巣で何を食べているのだろうか。 実はクロオオアリからエサを貰っていたのである。 果たしてクロオオアリは「お人よし」なのだろうか?という疑問が生じるが、 実際のところクロシジミの幼虫は成長するにつれ孵化した頃より多くの蜜をだすようになるため クロオオアリはそれを貰っていたのであった。 これらの行動はそれぞれの種の本能となっている。

このことから、クロシジミは勇気ある知恵者だと言える。

という説明文。

 

「読解教室」の内容確認で大苦戦する長男。 説明文なのだから登場人物の心情を読み取るのではなく、キーワードを探し出すだけのはずなのに? と思ってテキストを覗いてみるとほぼ全文に傍線が引いてあった。 ただでさえ読む速度が遅いうえに乱雑な書き込みだらけなので 本当に重要な箇所を見つけることができない。

これまで読解力向上のためかなりの労力を費やしてきたつもりだったが 全く成長が見られない。嘆息。

[affi id=2]