2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 国語52-05

新型コロナウイルスの影響で臨時休講、配信された解説動画を視聴しながら家庭学習。

国語Aテーマ コトノハ「卒業って何だろう」 「竹馬の友」「借りてきた猫」「目頭を押さえる」等の語句を学習

読解メソッド 新見南吉「花のき村と盗人たち」より 盗人のかしらが男の子に子牛を預けられた。 かしらは労せずして子牛を手に入れることができたため笑ったが そのうち笑いすぎて涙が出てきた。 それはうれし泣きだった。 嫌われ者のかしらは人から信用されることなどなかったのに 牛を預けた少年も子牛も自分のことを信用してくれたのが嬉しく 美しい心になったからだった。 という物語。

非常にわかりやすい解説動画で視聴しているときはふんふん頷いていた長男だったが 問題はほとんど誤答。一体、何を聞いていたのか。 何をどう説明すれば彼は理解できるのだろう。頭を抱える。

国語Bテーマ(随筆文) 工藤直子「『赤ん坊の目』になって世界を見たら…」より 筆者の家のベランダには鳥かごが置いてある。 何年にもわたってやってくる小鳥たちを見ている時、 親鳥とヒナの決定的違いに気付いた。 ヒナ鳥の瞳は「ただ純粋に、まっすぐ見つめるヒトミ」であり 見つめる対象に「なんの意味も思い込みも吹かせず見つめるヒトミ」なのだ。

ある朝、徹夜明けで疲れていた筆者は庭に何か光る物があることに気付いた。それはナスだった。 生まれて初めてナスを見たらこんな感じで見えるのではないか、 名も意味もない風景に出会える、わくわくするような体験だった。

別の日、夕飯の支度をしていた時にピーマンを見たときにも 何の変哲もないピーマンが突然神秘的な姿に見えたことがあった。

何かに出会えたような嬉しさと、それを共有できない寂しさを込めて詩を編んだ。 このとき、筆者は「赤ん坊の目」になっていたのかもしれない。

という随筆文。

そもそもの日本語の語彙が乏しい長男、 直接表現でさえ理解できないのに比喩表現が理解できる訳が無い。 さっぱりわからなかった様子。