2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 国語52-02

国語Aテーマ コトノハ「一年遅れのバレンタインデー」 「はにかむ」「ばつが悪い」など、照れくさい気持ちや淡い恋心に関連する語句を学習。 当然ながら長男には全く興味も関心もない内容、表現も全く知らない。

読解メソッド 宮本輝「泥の河」より

信雄の友達、喜一は貧しい暮らしをしている。 喜一は信雄の父から貰ったお小遣いを持ってお祭りに行った。 お金を持って遊びに行くのが初めてだった喜一。 興奮してあれこれ食べたがっているうちに おもちゃを買おうとしていた信雄とはぐれてしまった。 やっと会えた時、喜一は泣きわめいていた。 ズボンのポケットには穴が開いていて、入れておいたお金を全て落としてしまっていた。

という物語。 意外にもすんなり理解できた様子。問1~8全問正解できた。

読解演習 横沢彰「スウィング!」より 中学生の「おれ」は一年前に父を亡くしている。 母は父が残した田んぼを守るのを諦めて耕運機を売り払おうとしていたが 「おれ」は自分で耕運機を運転して田んぼを引き継ぐ決意を固めつつあった。 これまで野球部で市大会に向けて頑張ってきたが 大会の開催される6月初旬までは農繁期なので野球の練習と両立はできない。 悩んだ結果「おれ」は顧問の万田先生に休部を申し出る。 事情を察した万田先生は休部を認めない代わりに特別メニューとして農作業をするように、 と言って学生時代に愛用していたバットとボールを貸してくれた。

という物語。 これはほとんど理解できなかった様子。

国語Bテーマ 物語文 砂田弘「そよ風のうた」より 小学6年生の「チビ六」は人を笑わせるのが得意な人気者の少年だ。 ある日、あこがれの女子「京子」からナイチンゲールの伝記を借りて読んだところ大いに感化されて 不幸な人を助けようと発奮する。 ところがチビ六のひとりよがりな人助けは失敗し、逆に自分が惨めな思いをすることになる。 落ち込んでいたところ、偶然京子に出会う。 チビ六は京子の服に糸くずがついていたことに気付いたので当然のように取ってあげると 京子はとても喜び「ありがとう、優しい人ね」と言う。 その一言こそ、チビ六が誰かから聞きたかったものだったことに気付く。 更に京子はいつもの面白いチビ六が好き、とも言ってくれた。 チビ六は幸せな気持ちで満たされる。

という物語。 チビ六の人助けが空回りする様子を面白がっていた長男。 その他の内容については全く理解できない。 「まぶしく見える」という表現が恋愛感情を示すという意味がわからない。 発達障害を疑うレベルで人間としての自然な感情が欠落している彼に 何をどう教えればいいのか。 読解力以前の問題に頭を抱える。