2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX4年生 国語No.26

国語Aテーマ 知の冒険「日本語博士はここにいる!~文法総合」 主語と述語、名詞・動詞・形容詞など品詞についてこれまで学習したことの復習。

長男は主語が省略された文を苦手としている。 「誰が」「何を」したのかを勘違いして 文章全体の話の流れを読み誤ることが多い。

普段の会話でも主語を省略したり助詞の使い方がデタラメなので 何を言いたいのかわからないことが多い。 逐一指摘して正しい表現に改めるよう指導していく必要がある。

国語Bテーマ 物語文「倉田と、おれ」(平野ますみ著) 「おれ」は進級マラソン倉田に勝てるようトレーニングをしてきた。 迎えた当日、倉田は冴えない顔をしていたが 初めから速いペースで走り始めた。

走り始めて5分ほどで倉田がよろけてしゃがみこんだ。 止まろうとしたが先生に止まるなと言われて走り続けた。 目標を失った「おれ」は順位を落としてゴールした。

倉田はくも膜下出血を起こしていた。 幸い手術が間に合って2カ月入院することになった。 「おれ」は自慢屋の倉田が気に入らなかったが拍子抜けして寂しくなった。

2週間後、他のクラスメイト3人と一緒にお見舞いに行った。 弱々しく色が白い倉田は小さくなってしまったように見える。 「おれ」の母が作ったザッハトルテを出すと 倉田はウィーンに行った時の話をした。 大きくなったら自分が母を連れていきたい、と言う。

みんなで一緒にケーキを食べていた時、 倉田は「おれ」の母はウィーンに行ったことがあるのかと聞いた。 行ったことが無いと答えると 「行ってらっしゃい、って言えばいいのに」と言われた。 これまで「おれ」は自分の力で外国に行こうとは思ったことがあるが 母が勉強に行きたいだろうから送り出そう、という気持ちはなかった。

倉田はいやな奴だがやることも考えることも「おれ」の前を走っている。 元気になってほしい、と強く願う。

お見舞いに行った夜、「おれ」は倉田の夢を見た。

という物語。

長男は「おれの前を走っている」という表現について 文字通りマラソンで先行しているという意味しか読み取ることができない。 目標になる存在、という意味は何度説明しても 今ひとつよく理解できていないようだった。 比喩表現や行間を読む読解力を伸ばす良い方法を模索する。

デイリーチェック42A-25 95点 「必」の字の点が一つ多い。 日々の漢字練習で正しく書けているか厳しく確認する必要がある。