2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX4年生 国語No.24

国語Aテーマ コトノハ「秋晴れの空のもと」 運動会に関連した語句を学習。 「車座」「花形」「黄色い声」「顔を上気させる」等々。

読解メソッド 青木一平(文)/岡田哲(監修)「これだけは知っておきたい(32)食べものの大常識」より 人類の先祖とされるアウストラロピテクスは石おのや木の棒などの道具を使って狩りをして 捕らえた動物の肉や魚は生のまま食べていた。 今から60~50万年前に人類が火を使うようになり、 これまで生で食べていた肉や魚を焼くとやわらかく美味しくなる、つまり「調理」を発見する。

これまで生ではかたすぎたりおなかをこわして食べられなかった木の実やイモ類も 火を使った調理によって植物に含まれるでんぷんやたんぱく質がやわらかく美味しくなるので 食べられるようになったということももう一つの「調理」の発見と言える。

人類の食生活の進化に関する話題。時系列に沿って対比させる文章構成なので理解しやすい。

読解演習 本田睨「森のガードマンは土の中」リブリオ出版より 高尾山のふもとにある森林科学館の先生を訪れ、 山の落ち葉が片付けられる仕組みについて教えてもらう。 先生はミミズやダンゴムシなどを「森のそうじ屋」と呼び、 それらが落ち葉を分解する様子を実験して説明してくれた。 人間が畑を耕して土を柔らかくする作業を、 森の中では微生物やミミズ、虫などが共同作業によって行っている。

問一「先生」と「筆者」の会話を正しい順番に並べ替えるという問題。 話の流れを追っていけばすぐに会話のつながりが見えてくるはずだが 長男はこれが全く理解できない。 日頃から家族と会話していても話がかみ合わなくて苛立つことが多いが、 他人同士の会話も話の展開がつかめないようだ。

国語Bテーマ 物語文「キャラメルの木」 上條さなえ「キャラメルの木」講談社より

小学1年生の「ぼく」は祖母の家に泊まりに行った。 翌朝、おねしょをしたので布団を干そうとしたところ 祖母は一緒に寝た飼い犬がしたのだろう、と笑った。 犬ではなく、自分だと言うと祖母は「うそをつかない、いい子だ」と言ってくれた。

祖母は昔ついたうその話をした。 戦争中、当時6歳だった弟は飢えと病気で苦しんでいた。 大好物のキャラメルがたべたい、という弟に 祖母が「もうすぐ庭の木にキャラメルがなる」と言うと 弟はそれを信じて期待したが、その日の夜に死んでしまった。 祖母がいつも弟の遺影にキャラメルを供えていたのは うそをついたことに苦しんでいたからだった。

祖母が病気で倒れた。 病院にお見舞いに行って祖母の家に泊まった翌朝、 祖母の「おばあちゃんはうそをついたの」という言葉が聞こえてきた。 「ぼく」は木に足をかけた。

祖母の枕元で父と作ったキャラメルの木を見せた。 「庭の木にキャラメルがなった、おばあちゃんはうそつきじゃない。」 そう言うと祖母は目を閉じたまま涙を流した。

戦争中という時代背景、飢えや病気、祖母がどうしてうそをついたのか、 何故そのうそで祖母が苦しんでいたのか、等々 せつなくやるせない、そして最後に救いのある物語だが ことごとく長男には理解できない。

「嘘も方便」という言葉を教える。

デイリーチェック42A-23 65点 漢字書き取りが雑すぎる。字が汚いでは済まされない。 先生からのコメントで「きちんと復習しておきましょう」とある。 漢字や慣用句は反復練習の量に比例して結果が出る。 しつこく言い聞かせるが、最近怠けてばかりいる。