2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

花まる学習会講演会

花まる学習会スクールFCの講演会、 「本当は面白い社会科 本当に面白い社会科」 (講師:狩野崇氏) に行ってきました。

社会科は単なる暗記科目ではない、 覚えたことをつなげて「物語」にしていくことが 本当の社会科だ、というのが主題でした。

氏の実体験に基づいたお話はとても興味深く 大いに考えさせられることばかりでした。

その中でも特に印象に残ったのは 「百聞があってこその一見だ」という指摘です。

ある程度の予備知識があってこそ 実体験での発見や感動がある、という意味です。

氏が小学生の頃に自宅近くで見つけたという石器は 興味のない人にとってはただの石ころ。 城下町の街並みはただ曲がりくねって見通しが悪い道路。

「ただ漫然と史跡や博物館に行くだけでは ”ふ~ん”の一言で終わってしまうけど 知識を得ることで世界は全く違って見えるようになる。 一見ありふれた景色のようでも驚きと発見、感動が満ちている。 大人は必ずしも専門家になる必要はないが 興味を持って楽しんでいる姿を見せることが 子供を動かすきっかけになる」 というくだりには大いに納得としか言いようがありません。

もっとも氏によると 「大人の狙ったところに子供が食いつかなかったら 潔く諦めることも大事です」

確かに、何に興味を持つかなんてその人次第。 ”そっちか~い!”な展開になっても怒ってはいけない。

ともあれ、夏休みになったら工場見学など いろいろ連れまわそうと計画していたところだったので 大いに参考になる内容に満ちた 大満足の講演会でした。