2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 冬期講習 国語F52-01

テーマ 物語文 岸武雄「健にいのミカン」より 昭和25年12月。 良平の兄・健吉(健にい)は中学を卒業してすぐに奉公に出ていたが 正月には帰って来るのではないかと家族は心待ちにしていた。 そこに健吉からの小包と手紙が届いた。 小包の中身は繕い物と洗濯物だけで誰もががっかりしたが、 気を取り直して兄からの手紙を読むと… という物語。

中学を卒業して親元を離れ心細い気持ちを抑えきれない健吉、 兄が帰ってくるのが待ち遠しくてたまらない良平と弟の啓ぼう、 健吉の家族を想う気持ちと離れて暮らす寂しさを痛感する両親、 家族のありがたみを感じる作品なのだが…

(長男) ・良平と啓ぼうが歌う「花いちもんめ」がどんな遊びなのかわからない →幼稚園年中~小学校2年生をアメリカで過ごしたため 日本の歌や遊びを全くと言っていいほど知らない。

・郵便配達の源さんが大雪の中、急いで小包を届けてくれた理由がわからない →この当時の山村なら村人は誰もが顔見知りで家族構成や仕事のことなど お互いにある程度知っていると思われるが、近所付き合いが希薄な現代の 小学生にしてみれば「何でうちの家族のこと知っているの?ストーカー?」 という感覚のようだ。

「これぐらい知っているよね?」という前提で話を進めてしまうと しばらく経ってから全く理解していないことが判明して愕然とする。

注釈がついている言葉以外にも知らない言葉だらけなので、 現代では見かけない物事や方言が加わると更に???となってしまい 完全に思考が停止する。

[affi id=2]