2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 国語 サマーサピックスN52-03

テーマ 物語文 芥川龍之介「トロッコ」より 8歳の少年・良平は鉄道工事現場のトロッコに強いあこがれを持っていた。 ある日作業中の土工に頼んでトロッコを押すのを手伝わせてもらい 最初はとても喜んでいた良平だったが、 家からかなり遠くまで来てしまったことに気付いて不安になり… という物語。

夏期講習の授業を終えて帰宅した長男、 開口一番「今日の物語文、全然わからなかった⤵」

現代の小学生にとって芥川はもはや古文なのか?と思いつつ テキストをめくってみた。 子供の目線で描かれた実に感情移入しやすい内容、 それでいて「将来に対する唯ぼんやりとした不安」を感じさせる作品だ。

よくよく聞きだしてみると、単純に語彙力の問題だった。 良平と弟たちが勝手にトロッコで遊んでいた場面で 土工に見つかって怒鳴られる場面、 『この野郎!誰に断ってトロに触った?』というセリフで思考停止。

「断って」=「許可を取って」という意味がわかっていなかった。 説明したところ、長男曰く「へー、昔はそんな言い方したんだ」 現代でも使う言い方ですが?

そんなこんなで、家庭学習の時には全文をまず読んで 意味の分からない箇所に印をつけさせて 言葉の意味を確認してからでないと全く先に進めない。

それでいて「大泣き」=「号泣」という単語が出てきたことに驚く。 国語力強化の夏、出口のないトンネルをひたすら歩く。

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