2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX5年生 春期講習 国語H52-01

新型コロナウイルスの影響で臨時休講、配信された解説動画を視聴しながら家庭学習。

テーマ 物語文 新見南吉「いぼ」より 田舎暮らしの兄弟、松吉と杉作のもとに町に住むいとこの克巳が遊びに来た。 最初は気おくれしていた兄弟だったが一緒に遊んでいるうちに次第に打ち解けていった。 別れの日、友情の証として松吉は自分の手のいぼを一つ克巳にあげる約束をした。

それから数か月後、兄弟は農揚げのお祝いのあんころ餅を克巳の家に届けに行くことになった。 久しぶりに克巳に会えるのと、おじさんにお駄賃をもらえるのが楽しみでたまらない。 興奮を抑えられない二人だったが、いざ町につくと雰囲気にのまれてすっかり気おくれしてしまった。

克巳の家である床屋に到着すると、おじ一家は不在で小僧の小平が留守番をしていた。 帰宅を待つ間、小平は兄弟の散髪をしてくれることになった。 かつてはいたずら好きだった小平がすっかり真面目な大人になっていたことに松吉は寂しさを感じる。

やがて克巳が帰ってきたが、再会を心待ちにしていた兄弟に対して 克巳は知らない人を見るかのような冷淡な目を向けただけで二階の部屋に行ってしまう。 その後克巳の友達が遊びに来たところ、その子たちだけを招き入れた。

克巳に相手にされず、お駄賃も貰えなかった。 兄弟はすっかり意気消沈して帰宅の途に就く。 二人はわざと大声を出すことで寂しい気持ちを吹き飛ばし、 自分自身を励ましながら心を明るくしていった。

という物語。

未だに発達障害を疑うレベルで人の感情を理解しない長男だが、 この物語文に関しては主人公兄弟の気持ちに少しは共感できるものがあった様子。 とはいえ、圧倒的に語彙力が不足しているため 時代背景や地方が異なる作品だと知らない単語の意味調べに手間取りすぎ、 話全体の流れを掴むことが難しいようだった。

[affi id=2]