2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX4年生 国語No.28

国語Aテーマ コトノハ「なごみの日?」 「千歳あめ」など七五三にまつわる語句を学習。 長男は4歳から7歳をアメリカで生活してたため 七五三は3歳の時にしか経験していない。 (当然、覚えていない) 日本の伝統や風習に関する知識が全くないので一から教える必要がある。

読解メソッド 野田道子「植物は考える生きもの!?」より 森の植物がとなりどうし絡み合っていないのは何故か。 植物は光からの情報を検知して生長や発芽、開花や休眠などを調整していることが 研究によって明らかになってきたが 植物にはまだ人間の知らない不思議な力が隠れている。

ほぼ全域に傍線が引いてある。重要な箇所の見極めができていない。 まずは話題が変わったところで区切るように指導。

読解演習 川道美枝子「北国の森に生きる シマリスの冬ごし作戦」より シマリスが体温を下げて冬眠するのは何故か。 約5か月雪に閉ざされる環境で、38℃の体温を維持するのには莫大なエネルギーが要るため 体温を上げずにエネルギーの消費を減らすという方法を取り入れた。 冬眠中に途中で目が覚めたときに貯蔵食物を少しずつ食べているため 春になって起きてきたときに体重はほとんど減っていない。 一方、リチャードソンジリスは夏の間に体に脂肪を貯えて地下巣で冬眠する。 冬眠中は全く食べないので春には約30%体重が減っている。 リスの仲間でも樹上生活するエゾリスなどは冬眠しない。 動物たちは生活環境によってさまざまな越冬の作戦を立てて冬を生き延びている。

説明文は比較的理解しやすいようだが、 問二 あてはまる言葉を文中から抜き出す 問四(2)リスの仲間が冬眠する条件 の記述問題は「わかんない」といって空欄のまま放置した。 考えることを放棄した投げやりな学習態度。厳重注意。

国語Bテーマ 物語文「小さな来客」内海隆一郎より 東京郊外に暮らす夫婦宅にある日小学3年生くらいの男の子がやってきた。 3年前まで隣の家に住んでいた4人家族の子だった。 少年は以前に棲んでいた家を見に来るため横浜から一人で電車を乗り継いでやってきた。

現在隣に住んでいる老夫婦に事情を話して庭に入れてもらったところ、 少年の一家が住んでいたころにあったビワの樹がなくなっていた。 家相が悪いから、と引っ越してきてすぐに切ってしまったという。 少年は泣いていた。

少年の家までは電車で2時間はかかるので帰りが心配になり 家に電話したが誰も出ない。 少年の様子が気がかりだったため帰宅したころにかけ直したが それでも誰も出なかった。

3日後、夫婦の元に千葉県に住む少年の父方の祖母から手紙が届いた。 少年が突然訪ねて行ったことのお礼と共に 少年の両親は離婚のため別居しているということが書いてあった。 やってきた時には少年は全くそんな話はしなかった。

離婚するのは相応な事情があるのだろうが、 少年が一人で辛い思いをかかえこんで 幸せだった頃の思い出を見に来たということは両親に伝えなければならない、と思った。

という物語。

「東京郊外」がどこなのか、気になった長男。 問題文の脚注に「都市の中心から離れた地域」とあったので 逆に質問してみると「埼玉とか?」という返答。 この場合、東京都下(23区外)と解釈するのが妥当だろう。

肝心の物語の内容は、当然ほとんど理解できていない。 些末な点に執着して思考停止するクセが治らない。 より重要な点を見極めて大筋を捉える練習が必要だ。

デイリーチェック42A-27 85点 漢字の書き取りで「とめ」「はね」を「はらい」にする癖がある。 正しい字の形を確認して丁寧に書くよう注意する。