2022開成への道

国語偏差値25帰国子女の中学受験挑戦記

SAPIX4年生 国語No.27

国語Aテーマ コトノハ「あいさつのすすめ」 挨拶の持つ意味合い、「ものおじしない」「引っ込み思案」といった性格に関する語句や 「そっけない」「そりが合わない」など人間関係に関する語句を学習。

読解メソッド・読解演習 次良丸忍「くしゃくしゃ」より 「ぼく」は授業中にテストを返却されたとき、 受け取り損ねて落としそうになったところを 慌てておさえたところ、 先生はわざとくしゃくしゃにしたと誤解して居残りを命じられた。

放課後、一緒にたこ焼きを食べに行く約束をしていた友人は 「どーしてやってないって、もっとはっきりいわねーんだよ」 という伝言だけ残して先に帰ってしまっていた。

ため息をつきながら下校中、中学生二人に突き飛ばされて転んだ上に 犬の糞がズボンにこびりついてしまった。 どうして僕だけがこんな目に。いったいなにをしたっていうんだ。 悲しく情けない気持ちで歩道橋の階段を上り始めると 途中に足が悪そうな老人がいた。

追い抜こうとした時、強い風で老人の帽子が飛ばされそうになった。 慌てた老人が帽子を押さえようとして手すりから手を放した拍子に体が揺れた。 「ぼく」はとっさに老人の体を手で支えたが バランスを崩して倒れて階段を2,3段ずり落ちてしまった。

思わず「ごめんなさい」というと老人は「ぼく」をにらみつけ 「なぜ、君があやまる」と言った。 君のおかげで助かった、ありがとう、という老人の言葉。 「ぼく」はくしゃくしゃの笑顔で走って帰った。

という物語。

「内容を確認しよう」のページ、 本文中から要点を書きだす設問だが「誰が」「何を」の記述が抜けている。 <正しく読めたかな?>の〇×問題も5問中3問不正解。 場面ごとに細かく区切って「ぼく」の気持ちの変化を解説する。

国語Bテーマ 説明文 浅井利夫「いのちってなんだー生命と細胞」より 「生きているものはかならず死ぬ」ということについて。

一口に「死ぬ」といっても多くの難しい問題がある。 昔から多くの人が考えたり悩んだりしてきたが 本当のところは誰にもわからない。 だが、「いつか死ぬ」ということは悪いことばかりではない。 限りある時間を有効に活用しようという気持ちになる。

それに、命に限りがあるというのは 一個体の命というだけであって、 繁殖によって命は次の世代に引き継がれていく。

何故生き物は自分と同じ仲間だけを増やせるのか。 その答えは「ひみつの暗号」にある。 自分だけの「ひみつの暗号」を持っているということも 「いのち」の大きな特徴である。

今地球上にいる生き物は、遠い昔にひとつの「いのち」から分かれてできた。 30億年以上をかけて動物や植物、その他になっていった。 あらゆる生き物はひとつの流れてつながっている。

いのちのつながりは時間だけではなく、 今現在もお互いにつながりあっている。 光合成食物連鎖、どれが欠けても生き物の世界は成り立たない。

という文章。

理科で既に学習した内容に近い記述も多かったため 読解しやすいかと思いきや、 理科だからこそ身構えて難しく考えすぎてしまったようだ。 ちょっとでもわからない表現が出てくると思考停止してしまう。

デイリーチェック42A-26 80点 長男は筆圧が強すぎる。 本人は書き間違えた箇所をきれいに消しゴムで消しているつもりなのだろうが 完全には消えていない。 そこに無理矢理書き足すので二度書きしているように見えることが多い。 書き損じたところを強引にごまかそうとする癖も改めさせなければ。