SAPIX4年生夏期講習5日目 国語④

テーマ　物語文「こま」

主人公とその友人たちは毎日のようにベイごま遊びをしている。 ある日一人の少年は大勝して、 主人公の友人は持っていたこまを全て没収されてしまった。 こまに何か仕掛けをしているのだろう、と噂した。

別の日、再び主人公と友人はその少年と対戦して勝った。 負けた少年が主人公のこまを見ると、 ヤスリで削った跡がある。 それを指摘すると、主人公に自分こそやっているじゃないかと反論される。 少しだけだ、と少年は怒りだした。

翌日から子供たちはベイごま遊びをしなくなり、 主人公と少年のグループにわかれてしまった。 主人公と友人は自分のしたことの狡さを反省して、 持っていたベイごまをどぶに捨てた。

という物語。

ベイごま遊びという、昭和に流行した遊び。 ベイブレードの原型、と言えばなんとなくわかった様子。

ずるをして勝った少年に対して 自らもずるをして勝った主人公。

正々堂々と勝負をせず、ずるをしてまで勝とうとしたことを恥じる気持ち、 子供たちの間に溝ができてしまったという後味の悪さ、 それまで夢中で遊んでいたこまを捨てるに至った心の動き、 それらを丁寧に読み取ると共に 自身の生活態度も見直してほしいものだ。

夏期講習漢字テスト　100点 「国語の要　知識力」1回～4回より出題。 漢字のとめ、はね、はらいを丁寧に書くよう注意。