SAPIX4年生 冬期講習 国語②
テーマ 物語文「窓からの挨拶」内海隆一郎「窓からの挨拶」より
自宅で仕事をしていた「私」は少し離れたマンションの窓から 誰かが手を振っていることに気付く。 やがてそれは自分に対する合図だということがわかり、 手を振ってきた少年との交流が始まる。
少年は先天性の心臓病で、自宅で絶対安静にしていなければならなかった。 家族がいない平日の昼間に「私」と電話で話す【定期便】は密かな楽しみとなったが 一カ月ほどやりとりを続けていたある日、それが突然途絶えて…
という物語。
相手の状況に対する想像力を欠いていたと後悔する「私」だが、 【定期便】は自宅療養中の少年にとっても数少ない楽しみだったに違いない。 思いやりとはなにか、ということについて深く考えさせられる。